佐世保市、軍港を越えて港町として文化を盛り込む都市構造を作るべき 사세보시, 군항을 넘어 항구도시로써 문화를 담는 도시 구조를 만들어야

単なる効用、個性のないモダンニズムに閉ざされた港町 

 

佐世保の都市再生はできるでしょうか？

 

冬の風が吹いていました。閑散とした街に雪のようなものが降っていたが、雨に変わって風にまき散らされました。

 

30年何年ぶり、その時はリュックサックを背負った20代後半の青年でした。私はまた佐世保に来ました。記憶に薄れていた都市に、その鮮明でない思い出のように未来が不透明に見える都市に来ました。血の気を失ったチェコのある都市で「ウルケル」を飲んだように、薄暗い街並みが見えるウインドーで冷たいビール、アサヒを飲んだ。 ​

佐世保駅近くショッピングモール

 

佐世保、ハウステンボスに消された都市ブランド

 

韓国でも有名なテーマパーク、ハウステンボスは佐世保にあります。そこはオランダの風車村、ザーンセ・スカンスを移した場所です。それで、ハウステンボスに行ってきた人たちはアムステルダム中央駅から20分かかるその村まで行ってこなくてもいいです。

ハウステンボス

 

しかし、人々はそれが佐世保市にあるとは思いません。黄色に甘くもっちりとした食感の長崎カステラ、そのオランダの町は長崎にあると思います。佐世保は長崎県に属している自治体ですが、長崎で佐世保ブランドは消されるのです。科学都市大徳特区が大徳区ではなく儒城区にあるように、それは佐世保市の都市ブランド戦略が貧弱なためです。佐世保市の人口は23万人で、毎年減少してきました。佐世保市は、海上自衛隊のある港町です。 軍港として韓国の鎮海市(人口19万、24年)と同じ性格の都市であり、港町である群山(27万、22年)とも似ています。

 

この都市は人口減少を緩和し、発展を図るため、長崎県立大学をはじめとするローカルの地·産·学の協力に本気です。ところで、どのような方法で人口減少と都市衰退の傾向を止めるのでしょうか？

佐世保都心の夜風景

 

標準型都市設計にとどまった港町構成 

 

私は一緒にこの都市を訪れた人と別れて入ったバーでビールを空にして街に出ました。そうして、都会を直見、直感、実計する私の流儀に、佐世保を歩き出しました。 直見、直感、実系の方式は、都市ユーザーとしての「都市学入門」ともいえる「都市はどのようにブランドになるのか」を執筆できた構成方式です。旅行者として見知らぬ都市に入ってきたら、まずその都市の中心地を探します。 ほとんどの近現代都市の中心には鉄道の駅舎があります。私は鉄道駅を見つけ、鉄道の駅舎に面した埠頭のポートサイドを歩きました。

佐世保駅舎

 港はほとんど標準化された都市構造を持っています。船舶ターミナルがあり、ターミナルは国内線と国際線を区別します。都市設計者は、そのターミナルをアンカーに鉄道やバス、タクシーなどの公共交通機関を接続します。当然、ホテルが入る敷地を残しておきます。そして人が行き来して集まる場所にショッピングタウンを作り、その商業地区を周囲に住居地域を設定して都市を作ります。これが港を通じて交通のハブ、港町を作る方法です。これは認識の体系のように都市を構成する形式です。問題は、その枠組みの構造と形式に詰め込む質料、内容の質、コンテンツにあります。

 

ホテルは寝るだけの場所ではありません。狭くて単調な都心のホテルです。

 

港の近くにフォーシーズンズがある都市とローマのテルミニ駅周辺のように安くて多様な旅館が並んでいる都市と宿泊型監獄といえる東横イン類のホテルだけがある都市は同じだとは言えません。香港のように活気に満ちた都市は、この3種類の宿泊が可能な複合型ホテルを持っています。ところが、佐世保都心のホテルは部屋だけあってホテル文化のない東横インホテルや、監獄型宿泊施設として最小限の空間でブランドが過剰な佐世保ワシントンホテルが主流でした。

客室中心のビジネスホテル、佐世保ワシントンホテル

 

直線と四角形だけの都市、乗り越えなければならない単調なモダンニズム 

 

佐世保港と鉄道駅の前面の都心は長い線形でした。佐世保は水平の都市です。 すべてが直線で直角であり、建物は垂直でした。この都市は基地と兵站を作っていた効用性、物資を把握して組み立てやすい一連番号のような四角形のレゴでした。 これはバウハウス建築家たちがデカルトで学んだ幾何学的空間であり、ル·コルビュジエのような都市機械論に基づいた設計空間であり、行政によって区画して配列した官僚の都市であり、決められた期間に施工を終えて納品した業者たちの都市でした。都市は軍部隊の拡張のようでした。   

佐世保都心

 

20万都市に必要な複雑系の都市構造 

 

このように都市を水平型にすると、四方放射型で、扇形にでも伸ばせる力を持ちにくいのです。線形と同じくらい都心は厚さを持たなければなりません。流れるような道路型の構造には、文化を盛り込む空間が不如意になります。空間で物と人は相互作用をします。そのため、単純な空間では人々の日常は単純になります。都市の行政は透明でなければなりませんが、都市構造は身を隠すことができる空間が必要です。探しても隠蔽できる空間、匿名で隠れる様々な路地と複雑な迷路が必要です。都市の活性化には、文化の菌糸体が生息する日陰の空間も必要です。

佐世保市は港を眺めながら水平型市の都構造をしています。今からでも中心部の密度を高める必要があります。

 

都市経営には会社、公務員、公共コミュニティのような組織がありますが、都市という存在には失業者、放浪者、不良な芸術家がいなければなりません。外国人が在留期間の満了後、不法滞在者としてその都市に残るならば、その都市の経済は生きていて働き口があるということです。佐世保のポートアーケードには蔦屋、ABCマート、エレナといったブランドが入店していますが、20万以上が住む都市には、山の数番地の匿名のタルトンネ(貧民街)もあるべきです。文化が芽生える逸脱と不穏性は、水平と垂直の構造には宿りません。

佐世保の都心は単調です。こうすれば都市が通る道になります。

 ​

都市のブランド戦略は多彩な都心と強い象徴性

 

久しぶりに来た都市で私は二日間歩きました。この街は私の青春の鏡であり、時代のレトロです。都心は30分以内に入っていましたが、中心力が弱かったです。佐世保市にあるハウステンボスも、九十九島も、九十九島パールシーリゾートも佐世保ブランドから外れていました。都心そのものが弱いからです。訪問者が都心で強い印象を受けないと、その都市のブランド力は分裂します。

 

佐世保市の都市再生の方向性、港町の魅力が感じられる空間を作らなければなりません。

 

佐世保は軍港として発展してきました。そのため、軍港だけでは持続できません。 多くの港町は天文学的な財源を投じて船着き場と貨物の荷役場とコンテナヤードとドックを作ります。そして、その施設を中心に一部の商業地区と住居地を作ります。それで大きな物流会社の倉庫のような無味乾燥した都市になります。文化のないところでは、コストコのように生計のための格子型消費しか起こりません。

 

20万の住民が残っているということは希望の証です。そのため、佐世保には住民と異邦人が日常と非日常的な活動を交差できる重層的で複合的な都市構造が必要です。人々が来て楽しんで逸脱し、絶望しながらも夢を見る都市を目標にしてこそ、見慣れない活動が累積されます。これは別の言い方でチャレンジとも言えますし、産業政策としてはスタートアップの誘致とも言えます。それもだめなら船に乗って逃げることができる解放村、それが人を持続的に引き入れる、港町が盛り込まなければならないロマンです。

** 筆者カン·デフンは2025年1月6日から8日まで忠南大学校LINCとHUSS事業団一行と共に長崎県立大学と共にする「人口構造変化に対応する佐世保地域の地域再生」地域を訪問し、協力交流活動に参加しました。