ワーケーション(Workcation)は、「ワーク(Work)=仕事」と「バケーション(Vacation)=休暇」を組み合わせた造語で、観光地やリゾート地など、普段のオフィスとは離れた場所で休暇を楽しみながら働くスタイルのことを意味する。
日常から離れた場所で長期滞在が可能で、休暇先で勤務する新しい勤労文化形態であり、最近若年層の選好度が高い。
今年1月、韓国文化体育観光部と韓国観光公社が発表した「2023国内観光トレンド」によればパンデミック以前対比の勤労形態別の言及量でワーケーションは57.594%増加した。また、在宅および遠隔勤務の増加で滞在型旅行に対する関心が高まり、関連語もパンデミック以前より11%上昇した。
また、地方消滅の代案として提示されるワーケーションは、自治体の主要関心事である滞留型観光および関係人口増加と密接な関連がある。1週間以上の長期滞在を通じて観光需要を高めることができ、訪問客と地域間に肯定的な関係が形成されれば、今後持続的な訪問と消費につながりかねない。
地域は持続的な関係人口流入のためにローカル文化を基盤に楽しめる体験、食べ物および宿泊など観光コンテンツを発掘し、ローカル文化を開発する必要がある。そしてワーケーションは観光的要素も重視されるが、業務要件も重要なため、宿泊環境における業務空間や拠点オフィス等の快適な業務環境の構築と整備が必要である。
地域コンテンツ拡散と観光トレンド変化に対応するための多様なローカル文化の開発、コミュニティ空間と観光客が一緒に楽しめる立地的条件について再認識すべきである。
百済の首都であった扶余は、定林寺址、宮南池、白馬江の落花岩などの遺跡地や韓屋村など、ローカル文化を基盤に楽しめる体験、食べ物および宿泊など観光コンテンツが豊富でワーケーションの適地ではないかと思われる。
宮南池
定林寺址
扶余韓屋村
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